従来型蓄光顔料GSS

使用方法



蓄光顔料の使用方法

蓄光塗料として使用する場合

蓄光塗料は蓄光顔料とクリアー(接着剤)他を混合しペイント状にしたものです。 クリアーは透明度が良く、被塗装物の材質や塗装方法(筆・ハケ・注入・吹付・マシンコーティングなど)によって選定する必要があります。

また、加工性をはじめ、その他の塗料特性も考慮してください。なお蓄光顔料の耐光性などを補うクリアーであれば最適です。

  • 蓄光顔料とクリアーの混合割合は、重量比で1:1 程度が標準です。蓄光顔料の混合割合が多いほど、高輝度になります。
  • 蓄光塗料に使用するクリアーは、透明度(励起光および蓄光発光の透過率)が良いほど、高輝度になります。
  • 蓄光塗料に使用するクリアーおよびシンナー等には、重金属類などを含まないものを使用して下さい。
    蓄光顔料と重金属類の化学反応で蓄光顔料が変色して光らなくなることがあります。
  • 蓄光塗料の塗膜の厚さは、0.1mm程度が標準です。塗膜が厚いほど、高輝度になりますが、0.3mm程度でほぼ飽和します。
  • 蓄光顔料 1グラムと クリアー 1グラムで塗料にして、塗装できる面積は、0.1(厚さ)×10×300mm程度です。
  • 蓄光塗料を塗装した場合の蓄光発光の輝度は、下地の色が白色の場合が最も効果的です。
     例えば、0.1mmの塗厚で白色のときの減光率を 0(任意の単位)とし、銀色で10〜15%、緑色で30〜35%、黒色にあっては45〜50%ほど減光します。
     また、蓄光の体色も下地の色に影響を受けます。
  • 蓄光塗料を塗装した後、表面に透明クリアーを上塗塗装しますと耐光性を高め、汚れ防止等にもなります。このクリアーの選定も前記を参考にして下さい。

蓄光インキとして使用する場合

蓄光インキは蓄光顔料とメヂウム(塗料の場合のクリアー)他を混合して、練り合わせてインキ状にしたものです。現状蓄光印刷は、シルク・スクリーン印刷方式に限定されます。

また、メジウムは被印刷物の材質などによって選定する必要があります。なお、印刷性をはじめ、その他のインキ特性も考慮してください。

  • 製版は 150メッシュ、版厚も 150µm程度とかなり厚くして下さい。この場合、乾燥後の厚さはおおよそ 80µm程度で、きめ細やかな画線と表面性が得られます。
  • その他、混合割合、透明度、重金属類、厚さ、印刷面積、下地色、上塗などは、前記の蓄光塗料として使用する場合とほぼ同様です。

合成樹脂に混入成型する場合

蓄光顔料は、おおかたの合成樹脂に練り込み、成型加工が出来ますが、透明な樹脂がより有効です。また、成型の方法もほとんどの方法が適用できます。

ただ、蓄光顔料は比重が 4.1、粒度も19〜25µm程度ありますので、あらかじめペレット状やマスターバッチにしてから成型加工されると無難です。

  • 蓄光顔料の樹脂への混入量は、10〜20%重量比が標準です。蓄光顔料の混入量が多いほど、高輝度になります。用途、コスト、他諸条件を加味して設定してください。
  • 蓄光顔料の主成分は燐光性硫化亜鉛(ZnS:Cu)です。鉛・カドミウム・鉄などの重金属類を含んだ樹脂や添加物等は使用しないで下さい。
  • 蓄光顔料の耐熱性はかなり高いものです(1,300℃近い高温で長時間焼成して作られる)。しかし、前項のように重金属類などが含まれていますと成型時の熱が変質の促進役をする場合があります。
     また、酸価が高いと経時的に蓄光顔料を変質させることもあります。
  • 蓄光顔料を混入する樹脂には、蓄光顔料以外の着色剤などは併用しないで下さい。併用しますと蓄光発光の輝度が極度に低下したり、変質して光らなくなったりすることがあります。
  • その他 肉厚、下地色などは前記の蓄光塗料として使用する場合とほぼ同様です。

詳細についてのお問い合せは、蓄光材営業グループ 営業担当 まで御連絡下さい。

  • 電話 : 03-3333-7341
  • FAX : 03-3333-7344