NAP-21A

NAP-21Aは熱伝導式ガスセンサーで、被検ガスの熱伝導率の違いを検知して濃度表示するタイプの機器に用いられており、%オーダー以上の高濃度ガスや安定性の高い不活性ガス検知用途に適しています。

このセンサーは使用環境雰囲気の熱伝導率が空気と異なった場合に出力変化が現れるもので、実際には周囲雰囲気の分子量が空気より大きいと「+」側へ出力が、また小さい場合には「-」側へ出力が変化します。このセンサーの出力信号はガス濃度に対して極めて優れた直線性を示し、ガス濃度として100%まで計測可能です。ただし、このセンサーは温湿度依存性(湿度は水蒸気ですので、「-」側への出力信号が現れます)がありますので、実際の回路設計時においてはその特性も考慮しながら補正を行っていただく必要があります。
このような特性からこのセンサーは主に定温環境が必要とされる温室におけるCO2濃度計測、果物や野菜輸送船中のCO2濃度管理用に用いられるほか、ガス配管中におけるガス置換作業などにも有用です。

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NAP-21Aの構造, 外観

ガス感度特性

ガス種 濃度と出力値
 二酸化炭素 CO2 0.2 mV / % CO2

定格

項目 定格
印加電圧 DC 1.8±0.1V
消費電流 (1.8V印加) DC 120 - 130mA
周囲温度範囲 使用時 -10 - +50℃
保管時 -20 - +60℃
周囲湿度範囲 使用時 95%RH以下
保管時 99%RH以下(結露ないこと)